美脚理論4 ~機能的な歪みと構造的な歪み~

みなさん、こんにちは!
「美姿勢」スペシャリストのさだです


前回は、大まかな脚のゆがみの分類をしてきました。

【O脚】 【X脚】 【XO脚】

の3つのパターンがありましたよね!


全部治るの?
と問われるとどうでしょうか?
あなたはどのように答えますか?


ここで困らないためにも、クライアントさんの脚の歪みが、
下のどちらの状態なのかを見極める必要があります。

関節の歪みや連鎖から起きている「機能的な歪み」
骨構造自体に変形が起きている
「構造的な歪み」


構造的歪み


上の図をみると、パッと見はどちらも「O脚」に見えると思います。
でもですね、実際は歪みの原因は違っているんです!


テキストに書いてあるのでわかると思いますが、左の写真が
◆「機能的なO脚」
です。

これは横からの写真があるとわかりやすいのですが、骨盤が前傾し、膝が反った状態になっています。
この状態は運動連鎖により次のような歪みが引き起こします。
骨盤の前傾 ⇒股関節の内旋&反張膝 ⇒ 脛骨外旋or外反 ⇒ 回内足

ここでワンポイント
なんで、そんな連鎖が起こるだ??(-_-;)
と思う方は、是非「運動連鎖」の勉強をされてくださいね^^

運動連鎖にも色々あって、
◆骨・関節による連鎖
◆筋肉による連鎖
◆筋膜による連鎖
◆神経による連鎖

などがあります。

全部覚えるのは大変だと思いますので、まずはジャンルを絞って覚えていきましょう^^
ちなみに、私さだは、骨・関節による連鎖と筋連鎖が大の得意なのです
ワンポイント終了~


というわけで、こういった「機能的なO脚」でしたら、かなり改善が可能となります。
正しい筋バランスと運動連鎖を引き起こすためのトレーニングをしていけばいいと言うことですよね!
エクササイズ編のほうで色々と紹介していきますので楽しみにしていてくださいね^^

ちなみに徒手療法で骨盤をバキバキしたり、
股関節や膝の捻じれを取ろうとしても、
そんなことではほとんど効果は出ません。

なぜなら脚の歪みをつくっているのは、
その人がもつ脚の使い方=「動きの癖」だからです。

だからこそ、正しいトレーニングをして、自分自身の動きの癖を理解し、
そしてそれを修正することで、自分自身で美脚をつくっていくしかないのです。



さぁ、ただ困るのは次の
◆「構造的なO脚」
です(-_-;)

これは、「骨の変形」ですから、やはり治らない感じですね(T_T)
一応「ウォルフの法則」というものがあり、
骨は
「力のかかる方向に対し、破壊と再生を繰り返しながら最も耐えれる形に変形をしていく」
特性をもっているのです。

しかし、成長期ならいいのですが、
年をとるに従って、この骨の作り変えサイクルもかなり長期化するのです。

なので、クライアントさんのO脚が「構造的O脚」であれば、
それを直すのはとても難しいといえます。


「構造的なO脚」の特徴は?ですが、
これは、
骨盤や股関節の並びは正しい状態にも関わらず、
脛骨の構造的内湾により、膝が外反しているということ。
これでO脚が形成されているという点です。

ですから、このような方は骨盤を整えたり、
股関節の使い方を変えても、
問題点自体が脛の骨の変形にあるのだから、全く効果が出ないということになります。


ただ、これも、きちんと
「骨格の内湾」なのか?
「足関節と膝関節の歪み」なのか?
を見極める必要はあります。

実はこの見極め法もあるのですが、
ちょっと文章で伝えるのは難しく細かい内容なので、
どうしても知りたい方は、実際に美脚セミナーに出られてください^^


まぁ、というわけで、
脚の歪みにも
「治る歪み」と「治らない歪み」があるというところを覚えておいてくださいね!

「必ず治しますから!」
なんて安請け合いしちゃうと、痛い目にあいますからね~

逆に一般の方で、「絶対に治したい」と思われている方。
「絶対に治りますから!」というトレーナーや治療家さんには気をつけてくださいね!

自分の脚の歪みが「機能的な歪み」なのか「構造的な歪み」なのか、どうしても知りたい!
という方は、お手数ですが、うちのサロンにお越しくださいね^^



今後の記事を楽しみにお待ちください

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美脚理論5 ~見るべきポイント~

みなさん、こんにちは
『美しい姿勢』をつくるスペシャリストのさだです


前回に
関節の歪みや連鎖から起きている「機能的な歪み」
骨構造自体に変形が起きている
「構造的な歪み」

の紹介をしてきました。

ここのところは理解できたのではないでしょうか?


そうしたら、トレーナーとしては
脚の歪みを見れるようになりたいですよね?


そういうわけで、今日は「美脚理論5 ~見るべきポイント~」というタイトルで、
トレーナーとして、クライアントさんの脚を見ていく際のポイントを紹介します。



美脚テキストP5


上の図を見てもらえればわかると思うのですが、
脚を見るといっても、骨盤から始まり、全部で6ポイントあることがわかると思います。

なのでトレーナーはそれぞれの相関関係や、
重心ラインからのズレなどをみて、
クライアントの脚の状態を把握していくことになります。


今後上記の6ポイントに関して、
個別に見るべきポイントをより細かく説明していきますが、
必ず次の点に関してみていきます。

これらを全て把握していくことが重要になりますので、自分でも調べてみてくださいね!

骨格の構造に関して
関節周辺を取り巻く靭帯などの関節構成組織に関して
筋肉に関して
関節運動に関して



『美脚』をつくるためには、
これらの知識がとても重要になりますからね!


次回は骨盤・股関節あたりに関して上記のポイントを押さえながら見ていきます。

では今後の記事を楽しみにしておいてください^^



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美脚理論6 ~股関節の骨格構造1~

みなさん、こんにちは
『美しい姿勢』をつくるスペシャリストのさだです


最近、各地に講習に回っていることが多く、
更新が滞っておりすみませんm(__)m

空き時間ができ次第、更新するようにしていきますね!


今日は美脚のために押さえていかねばならない「股関節の骨格構造」について見ていきましょう!


股関節の骨格構造

まぁ、こういった所は、解剖の本や機能解剖の本を見れば全部載っているところですが、
一応確認のために見て行きましょうね!

股関節は、
骨盤
大腿骨

で構成される関節なのはご存知の通りです。

美脚のためには、やはりこの基本的な構造を覚えておくことは必須です。
というのは、股関節の歪みというのが、脚の形に大きく関わるからです。

その歪みが、
・骨自体の歪みからくるものなのか?
・身体の使い方からくる筋バランスの崩れによる歪みなのか?
を見分けるためにも、絶対に覚えておいてくださいね!



まず股関節を形成する「大腿骨」の形には特徴があり、
この骨の特徴を押さえておくことが重要です。

「大腿骨」で覚えておいてもらいたいのが、以下の2点。
脛体角
前捻角

です。


まずは「脛体角」から見て行きましょう^^

脛体角とは、上の図を見てもらえばわかると思いますが、
大腿骨頭の長軸に対する骨頭軸の角度のことを指します。


正常な角度の人は、脛体角は125度となっています。

しかしながら、この角度が生まれつき違っている人もいるのです。
上の図のでいくと、
「内反股」といって、脛体角が105度と角度が深くなっている場合があります。
また「外反股」といって、脛体角が140度と浅くなっている場合もあります。

美しい脚1「内反股」の場合は、構造的に大腿骨が内側にはいることで、
大腿骨頭とカン骨臼のかみ合わせが良くなるため、
脚を内転した状態になるととても楽に感じます。

その為、右の写真のように脚を交差するように立つケースが多くなります。
※右の写真は、意図的にこのポーズを取っているため「内反股」ではありません。


逆に「外反股」の場合ですが、
大腿骨が外側に広がることによって、大腿骨頭とカン骨臼のかみ合わせがよくなるため、
脚を左右に広げた、股を開いて立つケースが多くなります。

次に「前捻角」ですが、
これは、大腿骨頭の捻じれの角度のことです。

通常大腿骨頭は前方に捻じれており、その角度は15度が正常とされています。
ところがこれも生まれつき角度が違っている場合があります。

この「前捻角」が35度くらいある「前捻角亢進」したケースなどがあります。
また逆に「前捻角」が5度くらいしかないケースもあるのです。

こうした場合、
大腿骨頭とカン骨臼の噛み合わせが楽なところで立つのが楽なので、
前捻角が35度くらいと強い場合、股関節内旋位での「内股」で立つケースが多くなります。
逆に前捻角が5度くらいと少ない場合は、股関節外旋位の「がに股」で立つケースが多くなるのです。


こういった場合は、股関節の内旋・外旋テストでもある程度わかるのですが、
正確に判断するには、やはりレントゲンやMRIなどを撮ってもらうことが必要となります。


「脛体角」「前捻角」の両方に言えるのですが、
こういった場合は、骨格構造的な問題になるため、
運動療法などでは改善に導けない可能性が出てくるので、
怪しいな?と思ったら、一度病院でチェックをしてもらうなどの対応が必要になってきます。


その判断をつけるためにも、
骨格構造について知っておくことは必要となりますので、
ここの部分をしっかりと覚えておいてくださいね^^


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美脚理論7 ~股関節の骨格構造2~

みなさん、こんにちは
『美しい姿勢』をつくるスペシャリストのさだです


最近は専門機関への出張講習などが多く、
またビジネス的に大きな転換期にあり、
サロンでのんびりセッションができなくなっています(-_-;)

そんなわけで、やはり更新が滞りがちですが、
少しずつ情報をアップしていくので楽しみにお待ちくださいね^^


では今回は股関節の続きからです。
美脚のためには、股関節に関しての知識は絶対に押さえておかねばならないポイントとなりますからね!

股関節の骨格構造2

前回に、股関節の骨格構造に関して、
◆前捻角
◆頚体角
について書いてみました。

今回は、股関節をおおっている靭帯構造に関して見ていきたいと思います。

股関節を覆っている靭帯はとても強力で、3つの靭帯からなります。
腸骨大腿靭帯
恥骨大腿靭帯
坐骨大腿靭帯


この中でも特に、腸骨大腿靭帯は、身体の中でも最強の靭帯であり、とても強力です。

姿勢変位の中で、スウェイバックといわれる姿勢などは、
弱化した股関節の支持筋の代わりに、
この腸骨大腿靭帯で体重を受け止めるような変位をしているほどです。


靭帯はそれ自体には収縮力はなく、
関節の位置自体を決定する能力はないのですが、
運動方向の制御などに大きく関与してきます。

そのため、この靭帯たちにアンバランスが生じると、
脚を動かす際に、大腿骨頭が、股関節臼の中で正しく動かず、
股関節周囲の痛みとして現れたりすることが多くあるのです。


現場でよく遭遇するのが、股関節を折り曲げた際の、
「股関節の前面(ソケイ部)の詰まり感」ではないでしょうか?


この詰まり感の原因として多くあるのが、
大腿骨頭の前方すべり
と言われる状態です。


大腿骨頭の前方すべりが起きる原因として考えられるのが、
股関節後方線維の硬縮(坐骨大腿靭帯、後方関節包、外旋六筋など)
ハムストリングス、大腿直筋など、2関節筋のアンバランス
大腿骨頭を制御するための、姿勢保持筋の弱化


などでしょうか?


今日は、この中でも、
股関節後方線維の硬縮(坐骨大腿靭帯、後方関節包、外旋六筋など)
への対応の仕方をお伝えしますね!


まずは、どの部分が硬縮しているのか?ですが、調べる方法はあるのですがとてもややこしいので、
この場合は全部アプローチする考えでやってみましょう!


まずは靭帯からですが、
◆坐骨大腿靭帯
この靭帯がどの方向で伸張されるかご存知ですか?
まぁ、色々な方向で伸ばされるのですが、
「内旋」で伸張すると、とても効率的に硬縮をリリースできるとされています。

◆後方関節包
これは、股関節屈曲方向で伸張されます。
非常に単純ですよね!
ただし、コツがあって、ただ股関節屈曲のストレッチをするだけだと、
やはり大腿骨頭が前方すべりを起こしてしまい、後方関節包は伸張できないことになります。

これを防ぐには、「股関節圧迫位」にて行うことがとても重要になります。
手技療法の世界では、大体こういった場合は「離解」して行う、とテキストにあるのですが、
私が現場で様々な検証をした結果でも、
やはり「圧迫」での動きを行ったほうが、遥かに効果的だと思われます。

◆外旋六筋などの筋組織
「硬縮」ときくと「ストレッチしてください」と言いたくなるかもしれませんが、
ちょっとまってくださいね!

弱化の末に硬くなってしまうケースもあるので、
ここは「強く・柔らかく」筋肉を変えてあげる必要があります。

特に外旋六筋は骨頭制御にとても重要ですから、
ただストレッチして伸張するだけでは、いい結果は得られない可能性が高いです。



さて、と言うわけで、これらの要素に対してアプローチをしていくことがとても重要なのですが、
アプローチにおけるポイントは何となく伝わったでしょうか?

そして幸いなことに、これらを全て同時にアプローチできる、
とてもよいエクササイズがあるんですよね!

そう通称スパイダーのエクササイズです。

このエクササイズですが、
後ろ足側は、坐骨大腿靭帯のみならず、腸骨大腿靭帯、恥骨大腿靭帯まで伸張できます。
前足側は、後方関節包の伸張がされ、
かつ脚を外旋させるポジションを作り体重支持を行うため、外旋六筋での制御も入ります。

そういうわけで、股関節にとってもとてもよいエクササイズなのがわかると思います。


股関節の問題があるクライアントさんがきたら、是非提供してもらいたいエクササイズの一つですね!
ただ負荷が高いので、この前に準備エクササイズを何個かいれるとスムーズに導入できるのですが・・
まぁ、機会があったら導入エクササイズもいつか紹介しますね!



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美脚理論8 ~股関節の関節運動~

みなさん、こんにちは
『美しい姿勢』をつくるスペシャリストのさだです


都合により2ヶ月更新をとめておりました。
ご心配のメールを多く頂き本当にありがとうございます。
これからブログの更新を再開しますが、更新頻度はゆっくりとなります。
申し訳ありませんが、ご容赦くださいませm(__)m


さて今回は美脚をつくる際に必要な「股関節の関節運動」を見ていきましょう!

股関節の運動学

えーと、画像が小さくてこれではわからないですね(^_^;)

股関節は、荷重関節である宿命からか、様々な問題がおきます。
それは多くの原因からおこるのですが、その際に原因を見極めるためにも、股関節の関節可動域をしっかりと理解しておくことが絶対に必須となります。

単純なことですが、重要ポイントとして押さえておいてくださいね!


では画像ではわかりにくいので、下に文章として書いていきますね!

◆股関節の屈曲
・自動運動での可動域は120度
・伸張されるのは、後方関節包、殿筋群、ハムストリング(膝伸展位にて)など

◆股関節の伸展
・伸展可動域は10度(文献によっては20度)
・伸張されるのは、腸骨大腿靭帯、腸腰筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋など

◆股関節の内転

・内転可動域は25度
・伸張されるのは、坐骨大腿靭帯(上部線維)、中殿筋、大腿筋膜張筋-腸脛靭帯

◆股関節の外転

・外転可動域は45度
・伸張されるのは、恥骨大腿靭帯、内転筋群

◆股関節の内旋

・内旋可動域は35度
・伸張されるのは、坐骨大腿靭帯、深層外旋六筋

◆股関節の外旋
・外旋可動域は45度
・伸張されるのは、腸骨大腿靭帯(外側線維束)


伸張部位を書いたのは、姿勢変位により、靭帯や関節包が短縮したり伸張したりして、関節機能障害がおきる原因になるからです。


「美脚」を作る際は、最低限でもこの関節可動域は保持しておくようにします。
ただし気をつけてほしいのは、「柔らかいだけなのはダメ!」ということです。

股関節は、「可動性」を保ちつつも、荷重に対して「安定性」がなければ問題をおこします。
そしてこの「安定性」を生む筋肉たちがしっかり使えてこそ、「美脚」をつくることができるからです!

なのでセッションにおいても、やたらとストレッチばかりするのは気をつけてくださいね。。
確かにストレッチの後は「爽快感」があると思いますが、その「爽快感」と「身体を正しく制御する」ということは全く関連性がない場合がほとんどですからね!



また今後各地で『美脚をつくる最新コアエクササイズ』セミナーを開催していく予定です。
これまでは関東圏だけでの展開でしたが、来年の2月の北海道を皮切りに全国にて展開していきます。
講習会の依頼も受けてますからご希望がありましたらご連絡くださいね^^


ではブログのほうも今後少しずつ更新をしていきたいと思います。
楽しみにお待ちください^^


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