胸郭分離4 ~ヘッドコントロール コーディネーション~

今回は運動連鎖を正しくするためのエクササイズになります。
ここまでの動きで、上部胸椎の動きがかなり分離しています。

当然ですが、胸骨柄を胸椎の3番レベルまでしっかりと持ち上げて、ヘッドコントロールシリーズを行っていると、肋椎関節も分離しています。
なので上部胸郭の動き自体がかなりよくなっているはずです。

前額面・矢状面・水平面での分離ができたら、
今度は首の動きを正しい運動連鎖で動かせるようにトレーニングをしていきます。

それが今回紹介する「ヘッドコントロール コーディネーション」です。


【ヘッドコントロール コーディネーション】
ヘッドコントロール・パターン
■エクササイズ
①座位や立位にて体幹のニュートラルをキープ。
 インナーユニットの収縮は保ちます。
②胸骨柄を胸椎3番レベルまできちんと引き上げてキープ。
③体幹の安定を保ちつつ、胸椎の3番からを意識し頸部を右側屈右回旋、左側屈左回旋。
④胸椎1~3番の動きを感じながら、ニュートラルに戻す。


■ポイント
このエクササイズは、胸椎・上部胸郭の側屈回旋の運動連鎖の構築を目的とします。

頚椎のカップリングモーションは、頚椎の屈曲位・伸展位に関わらず、右側屈右回旋、左側屈左回旋です。
なので、この動きが正しくおきるように、胸椎3番~頚椎2番まで、各椎間関節にこの運動を起こさせます。

右側屈右回旋の場合は、胸椎1~3番の棘突起の左側に捻じれ感。
左側屈左回旋の場合は、同様に右側に捻じれ感を感じます。

ここでは、椎骨の動きを意識して正しい骨運動がおきるように誘導します。



■アドバイス
代償運動などのエラーパターンとして、以下の動きがよくでます。

右側屈時に上部頚椎(C3くらいから)が左側屈。
⇒頸部のカップリングモーションは、右回旋・右側屈、左回旋・左側屈の同側パターンでおこります。
これは屈曲位・伸展位でも変わりません。

まずは側屈を起こし、その後回旋を起こすと動きを誘導しやすくなります。
胸椎3番からの動きを意識し、まず側屈。
その後鼻の頭が肩に近づくように回旋を起こさせます。

こうすると、側屈回旋のパターンどおりに動きますので、これを各椎骨間で行います。
上部頚椎(C2・C3)になると、とても小さな動きになりますが、しっかりと動きを意識して行います。

うまくいくと、動きの際に首の奥のほうで「シャリシャリ」したような音が感じられます。
「シャリシャリ」って何だよ(ーー;) って言われそうですが、そんな音の感じです。



ひとつ注意してもらいたいのですが、
別にアンカップリングで動くことが悪いわけではありません。
首の動きはかなり左右差がある人が多く、とても片側性の回旋運動をしている人が多くいるのです。

なので、その癖を修正するために、運動連鎖を利用して、「左右均等な動きのパターン」を習得させるのがこのエクササイズの目的となります。


胸郭分離の1~4のエクササイズを順番に行うことで、かなり短期間に上部胸郭の動きが改善していきます。
どこでもできるエクササイズであり、ホームワークにもしやすいものなので、是非皆さん覚えてみてください。


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