【インナー×協調筋×拮抗筋】アウターの筋緊張を起こす原因は?其の2

 みなさま、こんにちは
骨格ラインから美しい身体をつくる美姿勢・美脚スペシャリスト@Sadaです。


ようやく桜が咲き始め、セッションの合間に、サロン目の前の公園に咲く桜をみて和んでおります。3月終り~4月初めがちょっと冷え込んだため開花が遅れたのでしょうが、本日7分咲くらいまでになりました。明日・明後日あたりには満開になりそうな感じです。


さてさて、気付けば、このタイトルの「其の1」を書いてから三週間たっておりましたので、書く書く詐欺にならないように、続きを書いていきたいと思います。( ゚Д゚)サンコウニドウゾー

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現場でよく遭遇する筋の過緊張において、「何故、その筋肉に過緊張が起こるのか?」という理由に関して「其の1」で書いていったのですが、そこでお伝えした項目が3つあったのを覚えているでしょうか?一応確認として見ていくと、


まずは、大前提として、「ある部位の過緊張」が起こるのは、「他の部位が働いていないから」ということでした。で、この時に「どの部位が働いていないのか?」の考え方として下記の3つを挙げていた訳です。
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①関節制御筋が働いていないから、関節がズレてしまい、その周囲に緊張がおきている。

②協調筋が働いていないから、ある特定の筋肉が頑張ってしまい、その筋肉が緊張している。

③拮抗筋が働いていないため、神経反射による抑制がかからず、緊張が抜けにくくなっている
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前回は、この中でも一番現場で多いと思われる①のケースに関して見てきたのですが、今回は②に関してお伝えしたいと思います。


②の内容ですが、
◆協調筋(ある動作に際して同時に働く筋群)が働いていないから、ある特定の筋肉が頑張ってしまい、その結果過緊張を起こしてしまう。


協調筋と聞くと、ちょっと難しく感じてしまいますが、機能解剖をしっかりと理解しておけば、考え方としては簡単です。例えば股関節の屈曲動作で考えると
・大腿直筋
・腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)
・大腿筋膜張筋
・縫工筋
・長・短内転筋(屈曲60度程度まで)
・恥骨筋(軽く働く程度)
などが同時に働くようになっています。


これらの協調筋群がバランスよく働くと、ある特定の筋肉が過緊張などおきないようになっているのですが、例えば「腸腰筋」が何らかの理由で機能低下していたとしたら? どうでしょう?


当然、「腸腰筋」が働かない分を「他の筋肉」でカバーしようとするのがイメージできると思います。このケースでは「腸腰筋」の機能低下をカバーするために、同じくアウターである「大腿直筋」「大腿筋膜張筋」「縫工筋」などが代わりに働き過ぎ、過緊張を起こすことが多いと言えます。


もし代償で「大腿直筋」が過緊張を起こすと、ひょっとしたら大腿膝蓋靭帯に負担がかかり膝蓋腱炎を起こすかもしれません。もし「大腿筋膜張筋」に過緊張が起きたら?腸脛靭帯に負担がかかり、腸脛靭帯炎などを起こすかもしれません。「縫工筋」が過緊張を起こしたら?膝内側の鵞足炎などが起きるかもしれません。
 

炎症で見てきましたが、例えばモデルさんだと、代償で働きすぎている大腿直筋や大腿筋膜張筋が筋肉太りを起こして、太腿の前側や外側が盛り上がり、脚の形が悪くなってしまうかもしれないということです。

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こうして考えると、原因と結果の因果関係が見えてくると思います。こうしたケースにおいて、どのようなアプローチをしたらよいでしょうか?


前回の記事「其の1」を見てもらえたら解ると思いますが、こういったケースにおいて過緊張をおこした筋肉を、ほぐしたりストレッチしたりして弛めるだけのアプローチだけだと根本改善しないのは想像つくと思います。ただし、症状が長引いている場合は、代償をおこしている筋の過剰な神経活性化や、組織の炎症による癒着が起きている可能性があるので、それらのアプローチもひとつ有りだと思います。
 

しかし根本改善を考えるならば、前回の「インナーの機能不全によるアウターの過緊張」と同じく、このケースでは機能不全に陥った「腸腰筋」の機能回復をしていくことが最も必要な要素となるのです。
 
 

こうしたケースは、全身のあらゆる協調筋においてよく起きています。特に体重を支えるために常に働かねばならない下半身ではとても多く起きています。ハムストリングの肉離れなどは、同じ股関節伸筋である大殿筋の機能不全が原因であることが多いですし、小殿筋・中殿筋の機能不全が大腿筋膜張筋の過緊張を起こしたりなど様々です。
 
 

RRRでは、こうした協調筋を理解するために認定試験において、ある一定レベル以上での協調筋の理解を求めています。そしてそれらがインナー側なのかアウター側なのかの区分けまでしてもらっています。
 

これらの機能解剖の知識は、現場においてとても重要なファクターだと認識しているからです。なので解剖学を学び、ある程度筋肉の作用を覚えた後は、関節の動きに合わせた機能解剖として覚え直しをしていくことを推奨しているのです。


簡単な例ですと、
「上腕骨の屈曲に関わる筋肉は何が挙げれますか?」
「肩甲骨の挙上に関わる筋肉は何が挙げれますか?」
 
 
こうした質問に答えれない場合、動作におけるエラーパターンにおいて、どの筋肉が機能していないかを見極めれていない、ということを意味します。それでは適切な改善プログラムを立てることができない可能性が高いということです。

 
エクササイズのムーブメントを正確におこなうことで、結果的に改善することもありますが、それでは違う障害パターンにおいて通用しないかもしれません。改善方向に行くならば良いのですが、できればその確率を最大にしておきたいですからね。



このような協調筋の機能不全が原因で問題がおきていることが解れば、機能解剖の重要性が理解できると思います。そしてどのように現場に落とし込むかが解ると、機能解剖のぶ厚い本も楽しく読めるのではないでしょうか?


私はそれらの現場でおきたエラーパターンを思い返しながら、機能解剖を勉強していきましたので、とても現場で役に立ちました。お勧めの本は、「筋骨格系のキネシオロジー」「カパンジーの機能解剖学」などでしょうか?最近ではもっと新しいものが出ていますが、この2冊は入門としてはとても良い内容になっていると思います。是非読むことをお勧めしております。



RRRやCraのコンテンツの基盤となる『re・Frame exercise®シリーズ』は、こうした機能解剖やその他いろいろな理論に基づき構築されておりますので、かなりの再現性を出してくれます。専用ツールCoreCradle®やLipsを使うとさらに効果アップします。
 

また現場向け簡易パッケージの「3step7exercise」などは、症例別の基本パッケージを学べるので、現場に即活用できるものになっております。ある程度の基礎知識は必要ですが、ご興味ありましたら是非ご参加して頂ければと思います。
 
 

◆4月以降の開催予定セミナー◆
http://ccsics.blog74.fc2.com/blog-entry-318.html




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