理論編⑫ ~インナーユニットの機能異常5~

みなさん、こんにちは
『美しい姿勢』をつくるプロフェッショナルトレーナーのさだです

さて前回・前々回とインナーユニットの機能異常を引き起こす要素のうちの一つ
■「免荷」
■「損傷」
について見ていきました。

今回は最後の一つの要因に関して見ていきましょう

【インナーユニットに機能異常を引き起こす3つの要素】
■免荷(体重負荷の減少)
■損傷(関節損傷)
■疼痛

今日はこの中の
「疼痛」
に関して見ていきます。

「疼痛」とは、名前の通り、「痛み」のことです。
急性の疼痛もあれば慢性の疼痛もあります。

病院にいっても、原因がわからずに何十年と疼痛が続いている方も多くいます。
その為か「疼痛」の原因は特定しにくく、
生体力学的な面だけでは対処しきれないことも多く、
心理面からのアプローチを、含め様々な対応が取られています。



前々回に「免荷」を見てきました。
「免荷」の結果、インナーユニットが上手く働かなくなり、「疼痛」を引き起こしたりします。

しかし、逆に何らかの理由(例えば交通事故や筋力を超えた過負荷)により「疼痛」が起きたため、インナーユニットが抑制され、機能異常を起こすパターンも考えられるのです。


実際のケースにおいては、どちらもが原因となりえるのですが、身体に起こる反応は同じパターンとしてでてきます。
「インナーユニット」は抑制され、機能異常が引き起こされる
「アウターユニット」は機能亢進し、過緊張を引き起こし、コリや痛みの原因となる
ということです。



しかしながら何故「疼痛」が、インナーユニットの機能異常を引き起こすのか?
これに関しては様々な研究がされています。

まずは「疼痛」における
・脳領域の活動の変化
です。
「疼痛」が起きると、脳の前帯状皮質といわれる部分に変化がおこります。
ここは運動野および補足運動野へ直接影響を及ぼすため運動反応に問題がおきるとされています。

「疼痛」により、脳のこの部分が活性化することにより、インナーユニットの機能異常が引き起こされる可能性が考えられているのです。


・「疼痛」にともなうストレス
も原因とされます。
確かに、何かをするときに痛みを感じていたら、それはストレスになりますよね(-_-;)

実際に同じクライアントに対し、
・痛みを引き起こす運動課題
・痛みがない運動課題
を両方行なわせた場合、痛みを引き起こす運動課題においてはインナーユニットの働きが抑制されるようです。


・「痛み」に対する恐怖
も機能異常の原因の一因として多く研究されています。

確かに「痛み」が想像できるような動きはしたくないですよね(>_<)
この恐怖が他の筋を緊張させ、身体の使い方を変化させることにより、インナーユニットの機能異常がおきるのではないか?とされています。


・不正確な感覚入力
痛みにともない、感覚の鋭敏さが障害されることで、インナーユニットに機能異常が起こることが考えられています。
固有受容器における感覚入力の変化がおきることで、インナーユニットの機能が抑制されるという考えですね!



さて、まぁ色々と原因は考えられるのですが、
簡単に言うと、こんなパターンになっているのではないでしょうか?
■痛い ⇒ インナーユニットが効かなくなる ⇒ 脊柱が不安定になるから痛いまま ⇒インナーユニットやはり効かない ⇒ の無限ループ

■痛い記憶 ⇒ 恐怖による行動の変化 ⇒ インナーユニットが効かなくなる ⇒ 痛みがでる



まぁ、私達トレーナーは、運動を通してこの悪循環から抜け出すお手伝いをするしかないですからね^^
当然クライアントさんの心理面へのアプローチもできたほうがいいので、コーチングのテクニックなども学ばれることをお薦めします^^


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