【機能解剖編 :胸郭・肩甲骨】

【始めての方へ】

骨格ラインから美しい身体をつくる『美姿勢・美脚』スペシャリスト@Sada
のお送りする機能解剖シリーズへお越し頂きありがとうございます^^

これからの記事を読む際の注意点ですが、
ここに書いていくことは、一般の方向けではなく、
運動指導者の方へ向けての情報発信となっています。

運動指導に関係していない方にとっては、解りにくい、難しい部分などが出てくることがありますが、その点はあらかじめご了承ください。

また書いた記事の日付が古いものは、最新のデータとの違いにより、古い理論になっている場合がありますので、その点ご容赦ください。



◆機能解剖編 記事一覧

【胸郭・肩甲帯編】
⇒胸郭の機能
⇒胸郭のニュートラルアライメント
⇒胸郭前面の関節:胸肋関節
⇒胸郭後面の関節:肋椎関節
⇒肋骨の関節運動
⇒肋骨の関節運動2
⇒胸郭の安定化1:胸椎を安定させる筋
⇒胸郭の安定化2:肋椎関節を安定させる筋
⇒胸郭の安定化3:肋骨と肋骨を安定させる筋
⇒胸郭と肩甲骨の連鎖
⇒胸椎と胸椎の連鎖

⇒肩甲骨のニュートラル
⇒肩甲帯を構成する関節
⇒肩甲帯の関節運動
⇒胸鎖関節の関節構造と動き
⇒肩鎖関節と靭帯






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胸郭の機能

みなさん、こんにちは
骨格ラインから美しい身体をつくる『美姿勢・美脚』スペシャリストのSadaです

では胸郭のスタートです。
ますは胸郭の基本機能のところから押さえていきたいと思います。
「機能」から身体を見ていくことで、その部位にどのような要素が必要なのかが見えてきます。

身体の各部位には、必ず果たすべき機能があり、胸郭や肩甲骨にも勿論必要とされる機能が存在します。
それらの機能を理解し、どの機能が不全を起こしているかを探ることが身体の不調を取り除くために重要な要素となります。



胸郭は、その機能として心臓・肺などの臓器の保護を担うため、ある程度の構造的強度が必要とされます。
しかし一方で呼吸システムとして換気を行うために可動性も必要となっています。

そのために胸郭は、脊柱と左右12対の肋骨、そして胸骨など多くの骨により形成され、構造的な保護力とともに、可動性を保てるように設計されていると言えます。

胸郭の機能をまとめると、次の4つが挙げられます。
◆心臓・肺などの臓器保護
◆頚椎の構造的基盤
◆上肢帯の筋付着部
◆呼吸システム


これらは
「骨の配列」の適合性
「筋による安定性」
「関節の可動性」
の3つの身体要素から成り立ちます。
胸郭の機能 

ということは、胸郭の機能を取り戻すためには、この3つの要素にアプローチしていけばいいということになります。
なので、今後は胸郭の構造的な部分から順に見ていきますね!



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胸郭のニュートラルアライメント

 みなさん、こんにちは
骨格ラインから美しい身体をつくる『美姿勢・美脚』スペシャリストのSadaです

さて、胸郭の続きです。

胸郭の機能は
◆心臓・肺などの臓器保護
◆頚椎の構造的基盤
◆上肢帯の筋付着部
◆呼吸システム

でしたね。

これらが正常に働くために重要な要素が、
「骨の配列」の適合性
「筋による安定性」
「関節の可動性」
でした。

そこで今日は「胸郭の骨の配列」に関して、
どんな状態が正しいのかを理解していきたいと思います。



胸郭のニュートラルアライメント 
胸郭のニュートラルアライメントにおいては、主に2つの指標を使えばよいと思います。
それが
・胸骨柄が胸椎3番と同じ高さにある。
・剣状突起と第10肋骨弓の直線でできる角度が80°~90°

もちろん脊柱の湾曲なども関与してくるので、これだけで100%のニュートラルとはなりませんが、
それでも、ここがしっかりと整ってくると、胸郭の見た目の形がまるっきり変わってきます。


うちのセッションを受けているクライアントさん、
またWSを受講されたトレーナーさんたちからよく聞くのが、

女性だと、
「胸元のあいた服を着たほうが綺麗にみえる身体になってきた」
「バストのトップラインが明らかにあがってきた」
「ウエストがくびれてきた!」

男性だと、
「高重量のトレーニングを一切止めたのに、逆にマッチョになってきた!」
「逆三角形の身体になってきた!」

というような言葉です。


なぜこのような事が起こるのか?は解剖の面からすべて紐解くことができるのです。
なので胸郭のアライメントを整えるのはボディーメイクのみならず、
頸・肩・背中の痛み改善や、パフォーマンスアップなどにも重要な要素なのですが、
意外と細かな点を知っていないと、正しく整えることができない部位でもあります。

なので、まずは胸郭のニュートラルアライメントを理解し、
セッション時に正しくポジションをとってもらうように気をつけてみてください。



【4月開催のWS】
日程エリア開催セミナー開始時間講師
4/14(日)山形美姿勢をつくる最新コア・エクササイズ2h編10:00~石井完厚
4/14(日)山形太ももを細くする「美脚ウォーキング」2h編14:00~石井完厚
4/19(金)横浜骨盤の機能解剖と歪みの評価19:00~石井完厚
4/21(日)横浜足関節痛に対する機能改善アプローチ10:00~石井完厚
4/21(日)横浜股関節痛に対する機能改善アプローチ14:00~石井完厚
4/29(祝月)長野肩こり改善コンディショニング2h編10:00~石井完厚
4/29(祝月)長野美脚コンディショニング2h編13:00~石井完厚
4/29(祝月)長野骨盤の機能解剖と歪みの評価2h編15:30~石井完厚

胸郭前面の関節構造

 みなさん、こんばんは
骨格ラインから美しい身体をつくる『美姿勢・美脚』スペシャリストのSadaです

胸郭の骨配列に関して、「ニュートラルアライメント」を前回みてきました。
今回はそこからもう少し細かくみていきたいと思います。

という訳で、今回は胸郭前面の関節をつくる『胸肋関節』に関してみていきます。



前面では、胸骨と肋骨が2つの関節を形成して結合しています。
上位7つの肋骨と胸骨を繋ぐ関節であり「胸肋関節」と呼ばれます。

ただし肋骨と胸骨の間は軟骨が介在するため、詳細でいえば、
「肋骨肋軟骨結合(肋軟結合)」、「胸骨肋軟骨結合(胸軟結合)」に分かれています。

胸肋関節 


【肋骨軟骨結合】
肋骨と肋軟骨で形成される関節。
肋軟結合は関節包や靭帯の補強はないのですが、その関節構造からわずかな運動が可能とされています。

現場で多い、「(みぞおち横の)左右の肋骨の高さが違う」という悩みは、実はこの肋軟結合にかかる「捻じれ」の力により起きているものです。
なので、改善のためには、肋軟結合に捻じれを引き起こしている大元の原因へアプローチしていくことが必須となります。

現場でよく聞く「腹筋の左右差で高さが違うんですよ!だから腹斜筋を左右均等に鍛えましょう!」なんてことをしていたら、永遠に肋骨の左右の高さは改善しないのでお気を付けください。


【胸骨軟骨結合】
胸軟結合は肋軟骨と胸骨の肋骨切痕で繋がる関節。
第1胸軟結合は、不動結合ですが、第2から7結合は、滑膜性でわずかな滑り運動が見られます。

実はこの部分の関節の動きが、胸郭の形に大きな影響を与えていますし、胸椎の可動性にも影響を与えています。
慣れるとこの胸肋関節も「パキッ」と自己矯正できるようになります。
それくらい実は可動性のある関節なんですよね。

アンダーバストのラインが広がるのは、この関節に原因?(正確にはちょっと違いますが・・)があったりします。つまりウエストのくびれがなくなるってことですね。

そこを知ると、腹筋をどんなに鍛えても、この部分は効果的な引き締めはできないことが解ります。セッション終了後30分くらいは腹筋の活性化で一時的に減ったように見えるかもしれませんが・・・

ウエストを引き締めて、形をよくするには、腹筋頑張るよりももっと効果的な方法があるということです。
※腹筋運動をしなくていいと言う訳ではありません。

大分話が飛んでしまった感じですが、全くといっていいほど注目されていないこの「胸肋関節」ですが、意外とスタイルに大きな影響を及ぼす部位となっています。

是非解剖書を読んで勉強されてみてください!
解剖書を読むと眠くなるという方は、是非セミナーにご参加ください^^
http://rrr-style.com/cn25/pg111.html



5月以降の開催WSです。
ご興味あるWSがございましたら、是非ご参加お待ちしております。


【5月開催】
日程  エリア開催セミナー開始時間講師
5/3(祝金)新潟  骨盤の機能解剖と歪みの評価13:00~ 石井・金子 
5/3(祝金)新潟腰痛に対する機能改善コア・アプローチ   15:30~石井・金子
5/4(土)新潟股関節の機能解剖11:00~石井・金子
5/4(土)新潟股関節痛に対する機能改善アプローチ14:00~石井・金子
5/18(土)福岡美脚コンディショニング

10:00~

石井完厚

5/19(日)

福岡膝関節痛の機能解剖と運動連鎖

10:00~

石井完厚
5/25(土)大阪骨盤の機能解剖と歪みの評価14:00~石井完厚
5/25(土)大阪腰痛に対する機能改善コア・アプローチ16:30~石井完厚
5/26(日)大阪美脚ウォーキング10:00~石井完厚




【6月開催】

日程エリア開催セミナー開始時間講師
6/8(土)横浜骨盤の機能解剖と歪みの評価

11:00~

石井完厚

6/8(土)

横浜腰痛に対する機能改善コア・アプローチ

14:00~

石井完厚
6/9(日)横浜美しい姿勢をつくる体幹コンディショニング

10:00~

石井完厚
6/15(土)新潟胸郭・肩甲帯の機能解剖11:00~石井・金子
6/15(土)新潟肩関節痛に対する機能改善コア・アプローチ14:00~石井・金子
6/16(日)富山re・Frame exercise~美姿勢・美脚メソッド~10:30~石井完厚
6/22(土)札幌骨盤の機能解剖と歪みの評価12:30~石井完厚
6/22(土)札幌腰痛に対する機能改善コア・アプローチ15:30~石井完厚
6/23(日)札幌美しい姿勢をつくる体幹コンディショニング9:30~石井完厚
6/27(木)福岡一般向けイベント石井完厚
6/28(金)福岡RRR認定スペシャリスト養成(~30日)石井完厚

7月以降の予定は、セミナー日程一覧ページにてご覧ください。

胸郭後面の関節 :肋椎関節

 みなさん、こんにちは
骨格ラインから美しい身体をつくる『美姿勢・美脚』スペシャリストのSadaです^^

それでは胸郭の続きです。
今日は、身体後面の関節、「肋椎関節」に関して見ていきます。

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胸椎と肋骨の関節は、2つの関節で成り立っています。
●肋骨頭関節
●肋横突関節

それぞれ詳細を見ていきますね^^

肋椎関節 

【肋骨頭関節】
胸椎と肋骨をつなぐ肋椎関節は、肋骨の関節面が上下の椎体にまたがるように結合し、関節を形成しています。

例えば、肋骨の2番は、胸椎1番と胸椎2番にまたがるように、肋骨の3番は胸椎2番と3番にまたがるように関節を形成しています。
※ただし肋骨1番だけは、胸椎1番とのみの関節結合となっています。

【肋横突関節】
肋横突関節は第1~第10胸椎の横突起と肋骨の関節結節が結合して形成されています。
※第11、12肋骨は、対応する胸椎に関節窩がないため、肋横突関節を持ちません。


つまり肋骨は、上の椎体+下の椎体+下の椎体の横突起、と3つの関節面を持っているということになります。
この構造が、胸郭の動きに深く関与することになるのです

ということは、これらの関節構造により起こる関節運動を知ることが、胸郭の動きを引き出すためにとても重要なポイントになることがわかると思います。


もう少し詳しく身体に関して知りたい方は
運動指導者向けセミナー日程一覧


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