美脚理論17 ~膝屈曲時の関節包内運動~

みなさん、こんにちは
『美姿勢』スペシャリストのさだです

股関節から膝まで、だいぶん美脚をつくるためのポイントが出てきましたね!
ただし、美脚への道をクリアするためには、まだまだ細かな要素がいっぱいあります。

そこで今日は、膝の関節包内運動に関してみていきましょう^^

よく「ニーイントゥーアウト膝を壊すからダメ!!」と言われますが、それを解剖学的に説明できますか?
説明できないようであれば、ニーイントゥーアウトが何故膝に負担を与えるのかを今回の記事で覚えてみてください。

知っているよという方は、今回は読む必要はないですからね^^



さぁ、ニーイントゥーアウトが膝に負担を与えるのは周知の通り。
ではそれは何故なのか?

これはうちの美脚 テキストを見てもらえれば簡単に理解できると思います。

膝の関節包内運動

これは膝の屈曲時の関節包内運動のパターンになります。
ちなみに伸展時は終末伸展外旋により脛骨が外旋し、膝関節がクローズの状態になるため、この関節包内運動が起きることはありませんからね。

膝が屈曲していくと、膝関節が内外旋もおこすようになることは前回の記事の 
美脚理論16 ~知っておきたい膝関節のポイント~

で見ていきました。
実はそこが問題を引き起こす要素にもなっているのです。

上図にあるように、膝屈曲時に大腿骨に対し脛骨が内旋位にあれば、膝関節は前十字靭帯と後十字靭帯がクロスし、大腿骨と脛骨を引き付けあい、膝を安定位においてくれます。ただしあまり脛骨内旋位が強すぎると、やはり膝関節への圧がかかりすぎるため動きに支障をきたします。

中間位は、大腿骨と脛骨のニュートラルアライメントであり、もっとも可動性がよく、骨性の支持が十分になされるため膝にもっとも負担ないポジションだといえます。

気をつけるのが、大腿骨に対して脛骨が外旋位にあるときです。
これがいわゆる「ニーイントゥーアウト」の状態です。
どうなるかというと、前十字靭帯と後十字靭帯の結合がほどける動きになるため、大腿骨と脛骨は離解しやすい状態になるのです。
この離解しやすい状態で、膝が捻じれたまま大きな負荷がかかるとどうなるか?想像するのは簡単ですよね。

そう、これがニーイントゥーアウトがダメといわれる理由なのです。
いってみれば膝が「弛みの位置」にある状態なので、ちょっとした負荷でもケガをしやすいということなのです。
特にコンタクトスポーツや、ジャンプが多い競技で「ニーイントゥーアウト」で動いていたら、とても危ないことが理解できると思います。

ただし、これはスポーツシーンだけでなく、日常生活でもやはり同じように危険だといえます。
美脚理論14 ~脛骨外旋症候群~ でも見ましたが、日常的にこの脛骨外旋状態で生活している人がとても多くいます。

スポーツなどしていないから今は大丈夫であっても、加齢とともに筋力が落ちてきたときに、少しずつダメージを負ってきた膝関節が段々と痛みだしてくるのです。
こうやって見たとき、あなたの膝は大丈夫ですか?


実は美脚セミナーではいつも最初にいっているのですが、私の美脚メソッドはもともと膝の痛みで悩んでいる方に向けてつくったものだったのです。
だから、膝の痛みが何故起こるのか?という疑問から始まったプログラムだといえます。

その時に色々と文献を調べ、そしてこの膝関節の関節包内運動を知ってから、きちんとした運動ラインでのトレーニングを徹底して行うことが必要だと、本当の意味で理解したのを覚えています。
それまでも「膝は指先の方向にね~」といって、なんとなくやっていたのですが、真の意味を理解してからはその重要性に気付いているだけに、徹底的にこだわって指導するようになったものです。

しかし、そうやって徹底的にこだわりを持ち出すと、実はその膝の捻じれは、膝関節が問題でおこるのではなく、その他の様々な要因によって引き起こされることが多いのだと見抜けるようになってきたのです。

そして、本当の意味で膝の安定性を確保し、痛みを改善するためには、その部分へのアプローチがとても重要になるのです。

うーん、きっとここ気になりますよね?(笑) それってどこよ?ってね(-_-;)
答えは、「足部」になってくるのですが、これはまた少しずつ見ていくことにしましょうね!
なんせ小さい部位の癖に、とても複雑でかつあれほど巧妙につくられている部位もないですからね~
おかげでプログラムつくるのにとても大変な思いをしたものです(ーー;)

ではまた今度を楽しみにお待ちください^^

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美脚理論16 ~知っておきたい膝関節のポイント~

みなさん、こんにちは
『美姿勢』スペシャリストのさだです

ちょうど膝関節あたりに歪みを引き起こす原因などをみてきていますが、今回は膝関節を見るときに知っておきたい関節運動についてみていきたいと思います。

関節の動き方をしらないと、どう歪みが出て、何が原因かの分析ができないですからね!!

膝関節の運動額

膝は当然ですが、屈曲・伸展運動をメインにおこないます。
なのでそれに関してはここでは省きますね。

O脚やX脚、XO脚に関して知っておくべきポイントを押さえてほしいのですが、特に下記の3点をしっておいてもらいたいのです。
●膝関節屈曲位において、内旋10°、外旋20°の可動性を持つ
●膝蓋骨も歪みがあり、外側偏移する
●膝関節を伸展位にもっていくと、脛骨は約5°外旋する(終末伸展外旋)


なぜこれらが重要かというと、美脚理論14 ~脛骨外旋症候群~ でみたように、脛骨の捻じれがO脚やXO脚の原因になることが多いからです。
またエクササイズにおいて、「膝のお皿を真っ直ぐ向けて~」というキューイングなどもよく聞きますが、膝のお皿が外側に偏移していた場合、膝のお皿を真っ直ぐ向けても、膝関節は捻じれた状態である可能性が高いからです。

ちなみに膝のお皿を外側に引っ張る力は腸脛靭帯が発揮します。
これに対抗して膝のお皿を真ん中に保ってくれるのは内側広筋になります。
膝が痛い人には内側広筋を鍛えるのがスタンダードになっていますが、膝蓋骨のアライメントを整えるのにもとても重要な筋肉だというのがわかります。

(※腸脛靭帯は、前回の記事 美脚理論15 ~大腿筋膜張筋-腸脛靭帯の緊張~ でも取り上げましたが、本当に歪みを引き起こす原因になりやすい筋肉ですね(ーー;) )


なので美脚エクササイズにおいては、それらの点を見極めた上で、正しい運動パターンをお伝えし、正しく制御しているかを分析できる力を身につけてもらうことを大事にしています。

身体のゆがみが、正しくない運動パターンを原因とするならば、エクササイズにおいてそれを修正し、正しい運動パターンに改善していくことが、美脚への最短ルートといえます。

なので、トレーナーが、正しい運動パターンを見極めることができなければ、いくらクライアントが真面目にエクササイズに取り組んでも効果がでないという結果になってしまい、クライアントの信頼を裏切ることになってしまいます。


正しいエクササイズを指導するためにも、みなさん、必ず機能解剖の勉強は怠らないようにしてくださいね!



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美脚理論15 ~大腿筋膜張筋-腸脛靭帯の緊張~

みなさん、こんにちは^^
『美姿勢』スペシャリストのさだです

前回の記事、美脚理論14 ~脛骨外旋症候群~の中で、膝下O脚をつくる原因の一つの要素として、今回のタイトルにある「大腿筋膜張筋-腸脛靭帯の緊張」をあげました。

みなさんも、腸脛靭帯がパンパンに張っていて、自分でマッサージする方いませんか?
クライアントさんにもパンパンに張っている人が多いと思います。

多くの方はこの腸脛靭帯をマッサージしてほぐそうとしてますが、本来腸脛靭帯は、名前の通り筋肉ではないので、腸脛靭帯自体をほぐしても全く何も改善しないのです。

なので、腸脛靭帯の緊張を取りたければ、「何が腸脛靭帯に緊張を与えているか?」というところを考えねばなりません。

腸脛靭帯につながっている筋肉をみると2つあります。
●大殿筋
●大腿筋膜張筋

このうち筋走行を見ると、腸脛靭帯に緊張を与えるのは大腿筋膜張筋のほうが要素が強いことがわかります。
つまり腸脛靭帯が緊張している人は、大腿筋膜張筋が緊張していることが考えられるということです!

では何故大腿筋膜張筋が緊張するのか?
筋肉が緊張するのは、そこを使っているからですよね

大腿筋膜張筋の機能は「股関節の外転、内旋、屈曲」です。
特に外転がメインの機能とされていますが、強力な屈曲・内旋筋としても働いています。

つまり他の外転筋がきちんと働いてくれていない場合に、強力な力を持つこの大腿筋膜張筋で、それらの動きをカバーし続けてしまうということなのです。

この時に考えられるのは、
●外転筋としてきちんと機能してない「中殿筋」の弱化
●メインの股関節屈曲筋として機能してない「腸腰筋」の弱化

の2大要素でしょう!

つまり、どんなに腸脛靭帯をほぐそうとしてもほぐれないのは、
「中殿筋」「腸腰筋」が弱化してうまく機能していないために、代償として大腿筋膜張筋が使われ続けているからなんですよね!!

ということは、改善するために何をすればいいかは簡単ですよね!
なまけているそれらの筋肉に刺激を与えて、もう一度機能してくれるようにトレーニングをしていくことが大事ということなんです!!

さて、大腿筋膜張筋-腸脛靭帯の緊張を改善する方法がわかったと思います。
では実際に、ここの部分の緊張がどんな歪みを身体に引き起こすか見てみましょう!

筋肉の配置を見てみると、大腿筋膜張筋-腸脛靭帯は骨盤の上から、脛骨まで続いており、骨盤・股関節・膝関節にかけて全般的に影響を与えます。

腸脛靭帯の緊張

影響を及ぼすポイントとしては

・骨盤上部を外方へ引っ張る力を発揮する
・股関節を内旋させる(XO脚の原因)
・股関節を外転させる(O脚の原因)
・大腿骨に対して脛骨を凱旋させる
・足首の回内or回外


上記のようにかなり多くの歪みを引き起こす原因となっており、膝だけでなく足関節、股関節、骨盤にも歪みを引き起こす、とてもやっかいな存在だというのが理解できると思います。

うちの美脚メソッドにおいては、この部分の緊張をとることにはとても注力をしており、殿筋や腸腰筋、内転筋のトレーニングだけに留まらず、足部からの上行性運動連鎖のパターンでの動きを習得してもらい、確実にこの部分の緊張を取ることに成功しています。

エクササイズとウォーキング、そして日常生活でよく使われる動作パターンをクライアントさんが習得することにより、短期間で確実に美脚へと変化をとげていくということですね!


しかし、こういった部分の理論を知る事は、とても大事なことです。
各所で現場をみていても、普通に腸脛靭帯をマッサージしている姿をよくみます。
それ自体は悪くないのですが、何を目的として、それをしているのか?
そしてそれは本当に効果がでるものなのか?
というところを常に自問しながら、エクササイズを提供してもらいたいと思っています。



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美脚理論14 ~脛骨外旋症候群~

みなさん、こんにちは
『美姿勢』スペシャリストのさだです

さぁ、膝に関してみてきていますが、今回は膝下O脚(XO脚)に関してみていきましょう


現場での傾向を見ると、O脚を治して欲しいとくるクライアントさんの8割ちかくがこの膝下O脚(XO脚)です。
実際に解剖学的にみるとこのXO脚は「脛骨外旋症候群」と言われる状態になっていることがほとんであり、XO脚=脛骨外旋症候群と思っても過言ではありません。

どのようになっているかというと、
脛骨外旋変位

左図の矢印をみてもらえれば何となくイメージがつくと思いますが、
・脛骨が大腿骨に対して外旋している
・脛骨が大腿骨に対して、外側に移動している

状態となります。

このような関節の状態なだけに、
普通に立っていると、膝下外に出っ張った形に見えるというわけです。

膝が外に出っ張った状態で、かつ外旋が入ることで、脛骨が本来もっている捻じれがより目立つことになり、膝下がOの字にみえるようになるのです。

つまりXO脚を改善するには、この大腿骨と脛骨のズレを改善することがPointとなります。

ただし、この脛骨外旋症候群がややこしいのは、脛骨のズレが長く続くことで、足首にも歪みが発生していることがほとんどなのです。
なので改善のためには、足部の調整が不可欠なんですよね!

現在、美脚コンディショニングにおいては、足部のプログラムがとても重要な要素として取り入れられており、足部を正しく制御することで、美脚エクササイズがさらに短期間で効果を発するようになってきています。


では、実際に、この脛骨外旋症候群を如何に改善していくか?
というところが皆さんの興味あるところだと思います。

そのためには、まず脛骨を外側に引っ張り、外旋させている原因を知っておかねばなりまん。
といっても、その原因、実は結構多くの要素がありますので、代表的なものをあげると、

・大腿筋膜張筋-腸脛靭帯の緊張
・外側ハムストリングの硬縮(特に大腿二頭筋短頭)と、内側ハムストリングスの弱化
・下腿&大腿の外側筋膜ラインの短縮
・下腿三頭筋の内側・外側のバランスの崩れからくる足関節制御不全

・足底荷重点の崩れ

などでしょうかね~?
細かいところあげるとキリがないのですが、大体この位を覚えておくといいかなぁと思います。


ということは、美脚コンディショニングにおいて、
膝下O脚を改善するためには上記の問題点を改善する要素が含まれていればOKということがわかりますね^^

もちろん、うちの美脚コンディショニングでは、これら全ての要素を改善できるパッケージになっていますので、かなりの効果を発揮しています。

特に足部プログラムが完成してからは本当に短期間での変化がでるようになってきています。
またエクササイズ編のほうなどで、その部分のエクササイズも紹介していきたいと思いますが、
ここの部分はたぶん読むだけだと、注意すべきポイントがおそらく理解しきれないので、正しく効果を出したい方は是非セミナーに参加されて、修正すべきポイントの評価の仕方と、修正エクササイズのやり方を自分の体験を通して理解してもらえればと思います。



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美脚理論13 ~膝関節の骨格構造と軸~

みなさん、こんにちは^^
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さて今回は「膝関節」の構造に関して見ていきたいと思います。

実際に現場において、
『膝下のゆがみを取りたいんです・・・』
『膝の外側が出っ張ってて・・・何とかなりますか・・・?』
『膝の痛みが強くてきれいに動けないんです・・・』
などといった悩みをよく聞く部分です。

実際に、膝の関節は、美脚コンディショニングにおいて、その捻じれをとるのにとても苦労をする部位といえます。
そんな膝関節に対し、正しくアプローチするためには、やはり膝関節に関しての知識が必要となるとともに、「なぜ膝関節がゆがむのか?」というところを理解していく必要なんですよね!

いきなり細かい部分をみていっても、理解しにくくなるので、少し大まかな部分から理解していきましょう^^

膝関節の運動軸

さて前回、美脚理論12で、膝の3つの軸に関して見てきたのですが、覚えていらっしゃるでしょうか?
脚の形を評価する際には、この3つの軸を使って評価をしくことが大事でしたね。

なので実際にクライアントさんの脚の状態を見るときも、ここの部分を大まかに見ることができる必要があります。
でも難しく考える必要はありません^^
まっすぐかどうか見るくらいは誰にだってできますもんね!
後は見るべきポイントを知ってさえいればOKなんです^^

ではどこを見るのか?ですが、
股関節軸
膝関節中央
足関節中央
の3ポイントを見さえすればOKなんです。
つまりこれ「運動軸」ですよね!

正確にはこの軸が床に対して3°の傾きになるのですが、現場では大体垂直と捉えて頂いていいと思います。

なので、クライアントさんには、この3ポイントを真っ直ぐに揃えて立つように指示を出してたってもらい、その状態を見ると、クライアントさんの膝関節の状態と脚のラインの崩れが評価できるのです。

正常ならば、3ポイントが大体真っ直ぐ垂直で、
上記テキストのように大腿骨と脛骨でつくる角度が170°~175°となります。

O脚だとこれが180°以上で膝が外に広がって見えます。
X脚だとこれが165°以下で膝が内に入って見えます。

簡単ですよね?^^
実際にこれはパッと見ただけでわかるので問題ないと思います。

現場で困るのが「膝下O脚」と呼ばれる「XO脚」の方です
膝下O脚(XO脚)の方は、実はこのラインは真っ直ぐっぽく見えてたりするんですよね~(ーー;)
なので膝下O脚の方は、これに頚骨の状態をみて判断していくことが必要になってきます。
まぁ、ここの部分の見方はまた今度細かくみていきましょうね^^


とりあえず、この3ポイントを見ることができるようになると、クライアントさんの脚の状態がある程度把握できます。
もちろん捻じれがある人は、膝関節を痛める可能性がそれだけ高くなりますので、美脚をつくるだけでなく、怪我や障害の予防のためにも、膝関節の骨格ラインを正しく整えることはとても重要なことなんですよね~♪

では次回からもう少し細かく膝関節に関して見ていきましょう^^


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